コラム

不動産って儲かるの?③

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 時間軸と自分軸で選ぶ中長期の資産形成戦略

はじめに

不動産投資コラムも、いよいよ第3弾・完結編となりました。

第1弾では、
不動産投資の成否は「時間軸」と「利益獲得手段」という2つの軸で決まる こと。

第2弾では、
短期×キャピタル(短期転売)はプロの独壇場であり、
個人が同じ土俵で戦うのは極めて困難
であることをお伝えしました。

では、個人が勝ちやすい場所はどこなのか?

今回のテーマは、その答えとなる

「真ん中のオレンジ枠で勝負しましょう!」

という提案です。


この記事でわかること(目次)

  1. 時間軸と利益獲得手段の“おさらい”
  2. 4象限マトリクスと「オレンジゾーン」とは何か
  3. 避けるべきゾーン:短期インカムとリスクゾーン
  4. オレンジゾーンで個人が勝てる理由
  5. あなたは今どのフェーズ?資産形成か、資産運用か
  6. 自分軸と一次情報が、不動産投資のブレない軸になる
  7. まとめ:未来を発掘するために、「自分のオレンジゾーン」を決める

1.時間軸と利益獲得手段のおさらい

まずは、第1弾から続くキーワードのおさらいです。

  • 時間軸
    • 短期/中期/長期(目安として5〜10年を境に考える)
  • 利益獲得手段
    • キャピタルゲイン(売却益:売却価格 −〔購入価格+諸経費〕)
    • インカムゲイン(家賃収入など、保有することで得られる収入)

さらに、不動産投資では避けて通れない概念として、

  • 利回り:年間家賃収入 ÷ 購入価格
    (金融資産でいう「利息」に近いイメージ)

があります。

これらを 「時間軸 × 利益獲得手段」 で整理したのが、
私の手作り感満載(笑)の4象限マトリクスです。

2.4象限マトリクスと「オレンジゾーン」とは何か

図のイメージは以下のようになります。

それでは、はじめましょう。

  • 縦軸:時間軸(短期 ↔ 長期)
  • 横軸:利益獲得手段(キャピタル ↔ インカム)

この4つの象限に、不動産投資のパターンをざっくり整理できます。

1.左上:短期 × キャピタル(短期売買市場)
2.左下:短期 × インカム(短期インカム=実は「不動産化ニーズ」)
3.右上:長期 × キャピタル(長期保有後の売却益など)
4.右下:長期 × インカム(長期保有で家賃収入を得る)

このうち、
中長期をベースに、キャピタルとインカムをバランスよく設計していくゾーン を、
私は図の中で 「真ん中のオレンジ枠」 として表現しています。

結論:個人投資家は、このオレンジゾーンで勝負しましょう。

3.避けるべきゾーン:短期インカムとリスクゾーン

左下:短期インカム(青枠)の正体

短期でインカムゲインを得る、というのは少し違和感がありますよね。

ここで言う短期インカムは、
「利回り」よりも「不動産化(現金を不動産に替える)」ニーズ に近い世界です。

  • 相続対策
  • インフレヘッジ
  • リスクヘッジとしての資産分散

など、早急に金融資産を不動産に置き換えたい方が多く、
比較的規模の大きい資産家がプレーヤーとなる市場です。

一般的な個人投資家にとっては、
戦うというより「特殊な目的を持った人のフィールド」 と捉えておくと良いでしょう。

右側外周:リスクゾーン(高利回り・割安追求エリア)

もう一つ、分かりやすいのが 「リスクゾーン」 です。

  • 「高利回り」
  • 「相場よりかなり割安」
  • 「将来●●線が延伸する予定」
  • 「再開発計画エリアだから値上がりが期待できる」

など、“うまい話”だけを強調した世界 とも言えます。

「うまい話には何かある。」

不動産投資の文脈では、ここは
ハイリスク・ハイリターンを超えて、“一発KO”リスクが潜むゾーン です。

代表的な例としては、

  • 将来の開発・駅の新設・沿線延伸を「期待して」買った土地
  • よくよく調べると「違法建築」「告知事項あり」「おとり入居者」などの問題が潜む物件

などが挙げられます。

ここに足を踏み入れると、
投資ではなく「投機」になってしまう 危険性が高まります。

4. オレンジゾーンで個人が勝てる理由

では、なぜ 「真ん中のオレンジ枠」で勝負しましょう! とお伝えするのか。

理由はシンプルで、

  • 時間軸を中長期にとることで、プロと正面衝突しにくくなる
  • キャピタルとインカムの両方を、無理なく設計できる

からです。

中長期 × インカム・キャピタルのバランス

オレンジゾーンの典型的なイメージは、

  • 長期保有で家賃収入(インカム)を得ながら、
    将来的な売却時に一定のキャピタルも狙う

というスタンスです。

たとえば、

  • 10〜15年のローンを組んで物件を購入
  • 資産形成期:返済を続けながら家賃収入を再投資
  • 資産運用期:ローン完済後にキャッシュフローを増やす、
    あるいは売却益を得てポートフォリオを組み替える

といった動き方がしやすいゾーンでもあります。

短期で“一発逆転”を狙うのではなく、
時間軸を味方につけて、じわじわと資産を育てていくエリア
それがオレンジゾーンです。

5.あなたは今どのフェーズ?

資産形成か、資産運用かをセルフチェック

ここで、一度立ち止まって
「自分はいま、どのフェーズにいるのか」 を考えてみてください。

  • これから資産を作っていきたいのか(資産形成)
  • すでにある程度の資産を、安定的に回したいのか(資産運用)
  • ゴールまで、あと何年の時間軸があるのか

目安としては、

5〜10年を一つの区切り として時間軸を設定してみる
そこから逆算して
・何年目までが「形成期」
・何年目以降が「運用期」
というように、自分なりのラインを引いてみる

ことをお勧めします。

資産形成の段階か? 資産運用か?
ここを言語化するだけでも、「どのゾーンで勝負すべきか」が見えやすくなります。

6.自分軸と一次情報が、不動産投資のブレない軸になる

ゾーンを決めた後に大切なのが、

  • 市場調査・競合調査
  • 一次情報(現場情報)をどれだけ集められるか
  • それを「自分軸」でどう評価するか

というステップです。

一次情報=現場の情報を取りに行く

ネットの情報だけで完結させず、

  • 実際に複数の不動産会社に当たってみる
  • 現地を歩いてみる
  • 近隣の賃貸需要や開発状況を「現場で」確認する

といった 一次情報の収集 が非常に重要です。

大事な事は、一次情報を多く集める事です。
一次情報とはすなわち現場の情報です。

最後にものを言うのは「自分軸」

立地・価格・利回り……
これらはすべて「情報」に過ぎません。

情報だけをいくら見比べても、
判断軸がなければ、さまようだけ です。

だからこそ、

**==あくまでも自分軸の基準で。

  • 自分が設定したゴール
  • 自分が許容できるリスク
  • 自分の時間軸

に照らして、

自分基準に見合うかどうかを、決断の拠り所にする

ことを強くお勧めします。

7.まとめ:未来を発掘するために、「自分のオレンジゾーン」を決める

3回にわたってお届けしてきた「不動産って儲かるの?」シリーズをまとめると、

  1. 不動産投資の成否は、時間軸と利益獲得手段 の設計で決まる
  2. 短期転売は、プロと同じ土俵で戦う レッドゾーン に近い
  3. 一般の個人投資家は、
    中長期のオレンジゾーンで、自分軸を持って戦うのが現実的

という結論になります。

上記のマトリクスが、
これからの ゴール設定・コース設定の“地図” になれば嬉しく思います。

ぜひ、あなたの「オレンジゾーン」を見つけてください。
未来を発掘しましょう。

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中立的な立場から、
あなたの「時間軸」と「自分軸」に合った不動産との付き合い方 を、一緒に考えていきましょう。

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シリーズ過去記事はこちら
不動産って儲かるの?①
不動産って儲かるの?②

不動産の買い時っていつ?(不動産って儲かるの?④)はこちら

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