不動産投資について、いよいよここから本題スタートです。
「儲かるの?」ってどんな儲け方? どんな利益を想定している疑問なのでしょうか?
私の仮説ですが、買って・売っての利益→「売った価格ー買った価格=利益」の事ではないかと思います。
つまり、購入した不動産を1年以内などの期間で売却して利益を得る短期転売。
全く、不動産投資について縁遠い方が抱くイメージなのではないでしょうか?
ここでは、話をもっと進めて詳細に語っていこうと思います。
少なくとも、この記事を読んでくれているあなたは不動産に縁遠い方ではないと思っていますし、その前提で少しでも役立てる情報を提供したいと思います。
話は戻って、上記の短期転売は儲かるのか? 答えはNOです。
「儲かりません」と言うよりは、儲かるかどうかの見極めと素人でも見極められる程安いレベルの物件を仕入れる事は困難だからです。
何故、困難なのか?
それは、短期転売市場ではプロの不動産会社をライバル・競争相手とする事になるからです。
例を挙げると、
住宅市場においては、リノベーションマンションや建売住宅などの建築・不動産・開発業者。
収益不動産市場においては、一棟マンションやビルをリノベーションして再販する事業者等。
「えっ!? 同じ市場でライバルってどういう事?」って思いますよね。
そうです、これらの事業者さんの殆どは、一般個人の買主・消費者としてのあなたと同じ土俵で同じ買主として物件を探しているのです。
もう少し言うと、一般個人がマンションや投資用不動産を探し始めた時に行う不動産屋さんにネットで問い合わせしたり電話してみたり、訪問したりして、、、と、全く同じ事を、知識も資金も持ったプロが毎日、仕事として行っています。
意外だったでしょうか?
でも、プロが買う価格って安いんでしょ?
確かに、実需(実際に住んだり、使用したり、長期保有する)で購入する買主と比較すると安いのですが、同じ転売目的で安いのであれば、その他条件が良い買主へ物件情報が流れます。
つまり、一般個人・消費者である買主に物件情報が届く前に取引が成立していると言う市場なのです。
まとめると、売主や買主が一般個人・消費者である事が多い住宅市場や低価格帯の収益不動産市場では、各不動産事業者がしのぎあって物件を取り合っている市場です。
でも、時々ネットに安い物件が掲載されているのを見るけど、、、
それは、運が良ければ取りこぼしですが、殆どの場合、見送られた物件・それでも事業者が手を出さなかった物件と言う可能性大です。
あまり具体的なプロ市場の裏話をネット上で語るのも憚れるので、具体的な疑問や物件があった際は、是非、お問い合わせください。
誤解を避ける為に、最後にもう一つ。
なんだか、儲かるわけでもなくガッカリだな、、と思わないでください。
プロが多く買いあさってるから損してるんだな、、、いいえ違います。
決して損してるわけではありませんのでご安心ください。
何度も短期転売と言っていますが、そうです。購入してから1年以内に売り切らないといけないのです。つまり、適正価格で市場に出さないと売れなくて困るのです。運が良ければ、決算期に合わせて値下げしてきた割安物件に出会える可能性もあります。
メリットはもう一つ。
そのままでは、一般個人・消費者向けに販売出来ない物件の補修や大規模リノベーションなどを施したうえで、保証を付けて販売するケースが多い事。
プロが修繕するか一般個人が行うかでレベルの差も出ますが、コストも明らかな差がでます。
短期で転売益を狙わなければ問題ないのです。
では、他にどんな市場があってどんな方法があるのか?
ここで、前述の「時間軸と利益確保手段」が出て来ます。
詳しくは次回で。
「不動産って儲かるの?③」へつづく
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